ジャパンプレミア
-JAPAN PREMIERE- |
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レイキャヴィク・ホエール・ウォッチング・マサカー |
■ 原題:Reykjavik Whale Watching Massacre
■ 監督:ジュリアス・ケンプ
■ 出演:Pihla Viitala / 裕木奈江 / テレンス・アンダーソン
/ ミランダ・ヘネシー / ガンナー・ハンセン
■ 2009年 アイスランド
■ 90min
■ 言語:English / Icelandic / Korean / French
■ 提供:アップリンク |
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トークショー開催! |
日時:12日
21:15〜 / ゲスト: 柳下毅一郎氏 (映画評論家) |
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ホエール・ウォッチングのため、世界中から観光客が集まるアイスランドの首都レイキャヴィク。いつものように出航した観光船が予期せぬ事故に遭い、そこを通りがかった捕鯨船が取り残された観光客たちに救いの手を差し伸べる。しかし、その捕鯨船に乗っていたのは、捕鯨を禁じられて失業し、観光船を逆恨みする狂人一家だった…。 |
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近年、クリント・イーストウッド監督作『硫黄島からの手紙』やデヴィッド・リンチ監督作『インランド・エンパイア』への出演など、海外での活動が目立つ裕木奈江が、『光の雨』につづく“悪女”役に挑んだアイスランド映画史上初のスプラッター映画。
タイトルは70年代ホラー映画の金字塔、『悪魔のいけにえ』の原題「テキサス・チェーンソー・マサカー」から来ており、同作でホラー史上屈指の名キャラクター“レザーフェイス”に扮した伝説の俳優ガンナー・ハンセン(実はアイスランド人だった!)がホエール・ウォッチング船の船長役でカメオ出演しているのも見どころの一つ。
日本と同じ捕鯨国という社会事情を取り込んだ着想にアイスランド映画人の遊び心を感じるとともに、誰もが自己中心的で共感できる人間が1人も登場しないという殺伐とした世界観に北欧人の人間を見る厳しさが感じられる(か?)。B級ホラー映画ファンならずとも、日本人なら興味深いポイントが満載の怪作だ。
(栗本) |
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