上映作品


Northern Focus - まだまだあります、名作・力作 -
シンプル・シモン
■ 原題:I rymden finns inga känslor/英題:Simple Simon
■ 監督・脚本:アンドレアス・エーマン(Andreas Öhman)
■ 脚本・製作:ヨナタン・ショーベリ
■ 製作:ボニー・スコーグ・フェーニー
■ 出演:ビル・スカーシュゴード/マッティン・ヴァルストレム/セシリア・フォシュ/ソフィ・ハミルトン
■ 2010年 スウェーデン ■ 83min ■ 言語:Swedish
【受賞】 2011年SKIPシティ国際Dシネマ映画祭審査員特別賞
国内DVD未発売 劇場未公開
シンプル・シモン上映記念シンポジウム『映画が教えてくれること −アスペルガー症候群−』
日時:2012年1月31日(火)18:00開場、19:00開演 / 会場:スウェーデン大使館アルフレッド・ノーベルオーディトリアム >>開催概要

多くのご来場、誠にありがとうございました。
当日の内容について「映画と。」(http://eigato.com/)の藤澤貞彦さんより、特別にレポートをお寄せいただきました。当日の様子が非常によくわかるようまとめてくださっていますので、シンポジウムに参加できなかった方も、ぜひご一読ください 。
特別寄稿:シンプル・シモン上映記念シンポジウム 『映画が教えてくれること -アスペルガー症候群-』 報告
また、藤澤貞彦さんは「映画と。」 サイトに、TNLF2012上映作品「シンプル・シモン」の鑑賞レポートも書いていらっしゃいますので、こちらもあわせて是非ご覧ください!
【TNLF_2012】 『シンプル・シモン』アスペルガー症候群、シモンが見る世界の姿
ストーリー
シモンは宇宙と兄さんのサムが大好き。サムのガールフレンドのフリーダと、3人で暮らしている。「アスペルガー症候群です、僕に触らないで」って書いてあるバッジをつけて、規則正しく仕事場に通っている。ある日、フリーダが出て行ってしまった。どうして!??シモンは元通りの日常を取り戻したくて、サムのために完璧な新しい恋人を見つけることにしたのだが…。
作品紹介
スウェーデンの新人監督、アンドレアス・エーマンの長編デビュー作。2011年米国アカデミー賞外国語映画賞、最終選考9作品中の1本に選ばれている。
ポップな色彩とキレのいい展開、きめ細かなディテールと優しいまなざしで、主人公シモンのシンプルな世界が描かれた、極上のファンタジーコメディ。
原題『I rymden finns inga känslor』は『宇宙には感情がない』というほどの意味である。
シモンは語る。「宇宙が好きだ。感情が存在しない宇宙には誤解も混乱もない」
現代人に向けた寓話のようにも思えてくる。優れたコメディが時としてそうであるように。
アスペルガー症候群の青年、シモンの一人称で語られるこの物語は、それゆえに見る者の心にストレートに飛び込んでくるのである。
シモンを演じているビル・スカーシュゴードの父はスウェーデンの名優ステッラン・スカーシュゴードである。TNLF前回上映作品『奇跡の海』に引き続き今回の『友達』にも若き日のステッランが出演している。奇しくも親子競演となったことも、見どころのひとつ?! (竹)