上映作品

監督特集

ビッチハグ

 
(ジャパンプレミア)
 

■原題:Bitchkram■英題:Bitch Hug
■監督:アンドレアス・エーマン(Andreas Öhman)
■出演:Linda Molin/Fanny Ketter/Mathilda von Essen/Adam Lundgren
■2012年 スウェーデン■101min ■言語:スウェーデン語(Swedish)
■字幕:日本語

        [ユーロスペース]  2/8(日)16:30〜  2/10(火)19:00〜  2/12(木)16:30〜



ストーリー

小さな町と、口うるさい姉から離れ、ニューヨークへ行くことを夢見ていたクリスティン。念願叶って、地元紙にニューヨークでの生活を綴ったコラムを掲載してもらう約束 を取り付け、高校卒業と同時に旅立つ準備をしていた。出発の前日、自身の送別パーティーで出会ったバーテンダーのグスタフの家に転がり込み、夜中に帰って来た妹のアンドレアと遭遇する。そのままふたりでビデオを見ながら眠ってしまい、クリスティンは予定していた飛行機に乗り遅れてしまう。ニューヨーク行きを自慢していたクリスティンは帰ることができず、新たなチケットを取るまでの間、両親不在のアンドレアの家に身を潜め、ニューヨークにいる振りをするが…。

作品紹介

アンドレアス・エーマン監督長編2作目は、『シンプル・シモン』 と同様、監督の出身地であるスウェーデン北部のヴェステルノーランド県が 舞台。ヨナタン・シェーベルイと共同で脚本を手掛けている。エーマン監督が、アスペルガー症候群のシモンの次に描いたのは、自分の可能性を疑うことを知らない、生意気で鼻持ちならないヒロイン。クリスティン役のLinda Molinは映画出演2作目の本作で主演を務め、スウェーデンアカデミー賞主演女優賞にノミネートされた。『 シンプル・シモン』のペーター役のクリストッフェル・ ベルイルンドがクリスティンの姉リンのボーイフレンド役で出演している。
クリスティンは、10代の無邪気さで自分に気がある男の子を振り回し、姉に大口を叩いてはケンカをしている。一方、クリスティンの見栄に付き合わされることになったアンドレアは、兄のグスタフとまだ幼い弟のアーサーの3人で暮らしていた。すぐにふたりは意気投合し、楽しい日々を過ごすが、やがて、アンドレアが抱えていた心の傷がふたりをすれ違わせて行く。 海辺の家を舞台に、少女たちが傷付きながらも成長していく姿を爽やかに描く、一夏の青春物語。(細川)