上映作品

北欧パノラマ

劇場版 ムーミン谷の彗星 パペット・アニメーション

 
(ジャパンプレミア)
 

■原題:Moomins and the Comet Chase■英題:Moomins and the Comet Chase
■監督:マリア・リンドバーグ(Maria Lindberg)
■声の出演:マックス・フォン・シドー(Max von Sydow)/アレキサンダー・スカルスガルド(Alexander Skarsgård)/ステラン・スカルスガルド(Stellan Skarsgård)/マッツ・ミケルセン(Mads Mikkelsen)/ピーター・ストーメア(Peter Stormare)
■2010年 フィンランド、ポーランド、オーストリア■75min■言語:英語(English)■字幕:日本語
■提供:Child Film + kinologue

        [ユーロスペース]  2/9(月)14:00〜  2/11(水)11:30〜



ストーリー

ムーミントロールがある朝目覚めると、谷はすっかり灰に覆われていた。
哲学者ジャコウネズミに聞くと、1人ぽっちの彗星が地球にぶつかって世界の終わりの日がやって来るという。
すっかりおびえてしまったムーミンとスニフに、ムーミンパパとムーミンママはおさびし山の天文台へ、本当のことを教えてもらうための旅に出ることを提案する。
天文台への旅の途中でスナフキンと出会い、一緒に冒険旅行を続けるムーミンたち。ようやく着いた天文台では、スニフが学者から彗星はあと4 日と4時間44 分44 秒(4秒遅れるかもしれない)後にやってくることを聞き出す。そして彗星のことをみんなに知らせるためムーミン谷へ帰る途中では、スノークのお嬢さんを食虫植物アンゴスツーラから助け出すなど、ムーミンシリーズでおなじみのメンバーとの感動的な出会いが。
数々の困難に立ち向かいながら、ムーミンたちは彗星がやって来るまでに無事パパとママにあえるのか?


     

作品紹介

原作は1946年に刊行されたムーミン物語の中でも特に人気のあるシリーズ第2作目、「ムーミン谷の彗星」。
本作品は、トーベ・ヤンソン自らも制作・監修にかかわり1978〜1982年にポーランドで制作・TV 放送されたパペットアニメーションシリーズの中から、原作を基に再編集され作られました。2010年にカンヌ・フィルム・マーケットで発表され日本での公開も期待されましたが、上映されることなくムーミンファンの間では幻の映画とされてきた本作品。
待望のジャパンプレミアとなる今回の英語吹き替え版では、ナレーションを大御所マックス・フォン・シドーが、ムーミンパパとムーミントロールをステラン、アレクサンダー・スカルスガルド親子、スニフをマッツ・ミケルセンが声の担当をするなど、北欧の俳優たちがムーミンのために結集しています。主題歌も、自らが長年ムーミンの大ファンだというアイスランドの歌姫ビョークが担当しており、オープニングを盛り上げています。
パペットアニメーションならではの味わいを、最新の技術でよみがえった制作当時の美しい映像と共にお楽しみください。(大谷)