上映作品

トーベ・ヤンソン生誕100周年記念特集

ハル、孤独の島

 
(ジャパンプレミア)
 

■原題:Haru, yksinäisten saari/英題:Haru, the Island of the Solitary
■監督:カネルヴァ・セーデルストロム, リーッカ・タンネル (Kanerva Cederström, Riikka Tanner)
■出演:トーベ・ヤンソン(Tove Jansson)/トゥーリッキ・ピエティラ(Tuulikki Pietilä)/Birgitta Ulfsson[ナレーション]
■1998年 フィンランド■44min
■言語:フィンランド語(Finnish)
■字幕:日本語

        2/8(土)18:00〜  2/11(火)10:30〜※  2/14(金)16:30〜※  

※の回は『トーベ・ヤンソンの世界旅行』との併映となります。

日時: 『ハル、孤独の島』 2/8(土)18:00の回 上映後 『トーベ・ヤンソンの世界旅行』 2/9(日)18:30の回 上映後
ゲスト: リーッカ・タンネルさん(監督)、森下圭子さん(ムーミン研究家)

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ストーリー

1964年秋よりトーベがパートナーでグラフィックデザイナーのトゥーリッキと共にフィンランド湾ペッリンゲン諸島にあるクルーブ島(ハル)に作り始め、1991年に体力の不安を覚え島を引き上げるまで毎夏を過ごした小さな小屋でのドキュメンタリー(記録)。トゥーリッキが日本製コニカの8ミリカメラで撮影した映像は、時に美しく時に厳しい自然を映しだす。
発表するつもりもなく撮りためていたプライベート映像からは、本当にリラックスしているトーベそして時にトゥーリッキが垣間見れる。著書「島暮らしの記録」からの朗読もあり、本の世界が映像に。楽しそうに踊るトーベにも注目!


作品紹介

トーベのパートナーであり、グラフィックデザイナーのトゥーリッキ・ピエティラがコニカの8ミリカメラで撮影していたフィルムの存在を知った、トーベの画家仲間の娘で映画監督であったカネルヴァ・セーデルストロムがトーベに提案して作られた本作。
トーベはすでに病に臥せりがちでしたが、著書「島暮らしの記録」のテキストをもとにしながらも協力して新たに映像作品を作り上げました。
監督としてはもう一人、脚本家でもあるリーッカ・タンネルが加わっています。リーッカは二人の偉大なアーティスト、トーベとトゥーリッキのリクエストを持ち前の構成力を持ってカネルヴァを支えたということです。「島暮らしの記録」を読んで本作を見ても、本作を見て本を読んでもより楽しめること請け合いです。 (大谷)