上映作品

トーベ・ヤンソン生誕100周年記念特集

トーベ・ヤンソンの世界旅行

 
(ジャパンプレミア)
 

■原題:Matkalla Toven kanssa/英題:Travels with Tove
■監督:カネルヴァ・セーデルストロム, リーッカ・タンネル (Kanerva Cederström, Riikka Tanner)
■出演:トーベ・ヤンソン(Tove Jansson)/トゥーリッキ・ピエティラ(Tuulikki Pietilä)
■1993年 フィンランド■58min
■言語:フィンランド語・スウェーデン語(Finnish,Swedish)
■字幕:日本語

        2/9(日)18:30〜  2/11(火)10:30〜※  2/14(金)16:30〜※  

※の回は『ハル、孤独の島』との併映となります。

日時: 『ハル、孤独の島』 2/8(土)18:00の回 上映後 『トーベ・ヤンソンの世界旅行』 2/9(日)18:30の回 上映後
ゲスト: リーッカ・タンネルさん(監督)、森下圭子さん(ムーミン研究家)

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ストーリー

1971年トーベが日本のテレビ局に招待されて来日した際、往復チケットをパートナーであるトゥーリッキと一緒に行くため2枚の片道チケットに替えてもらい、日本からアメリカ、メキシコ、そして翌年ヘルシンキに帰るまでの旅の様子を、コニカの8ミリカメラで撮影されたトゥーリッキのフィルムをもとに編集した旅のドキュメンタリー(記録)。
二人の肉声が聞ける大変貴重な作品でもある。


作品紹介

日本で1969年よりフジテレビ系列で放送が始まったテレビアニメーション「ムーミン」。
1970年には最愛の母シグネを亡くし、ムーミン一家が全く登場しないムーミン物語の最終作「ムーミン谷の十一月」を発表。
そんななか1971年にトーベは日本のテレビ局に日本へと招待される。トーベは長年の親友でありパートナーであるグラフィックアーティストのトゥーリッキ・ピエティラと来日するため、1枚の往復航空券を2枚の片道券に変え、日本からそのままヘルシンキに帰るのではなく世界旅行へと出発したのだった。
そしてこの旅にはこれから二人の大事な旅のパートナーとなるコニカの8ミリカメラが加わる。その後二人はいつでもコニカを持ち歩き、旅の記録を撮影していた。そして主にトゥーリッキにより撮影された大量の8ミリフィルムを編集して作られた作品の一つが、この「トーベ・ヤンソンの世界旅行」である。
撮影されていた8ミリフィルムを編集して作られた作品には他に、本映画祭でも上映される「ハル、孤独の島」そして2月にはDVD発売が予定されている「トーベとトゥーティの欧州旅行」がある。
二人の芸術家が撮った映像はとても美しく、旅で何を見て何に興味をもったのかが伺えて大変興味深い。(大谷)